水道水もミネラルウォーター類もオゾンで除菌されていた!

オゾン発生器の取り扱いをはじめ、オゾンは意外とわかりやすくて、身近な物質なのだと知るきっかけになりました。

 

オゾンの何がわかりやすいと感じたかというと、オゾンを化学記号”O”で表すところです。

 

たとえば、空気中や水中の”O(酸素)”の原子が3つ結合したら、”O3(オゾン)”になるんです。

もっと難しい元素がたくさんあつまった化学物質?、危険な化合物?だと思っていたのに、

オゾンとは、思っていたより仲良くなれそうだなという印象になりました。

 

化学記号を知ると、「オゾンを利用した除菌に残留物がない。」という説明が、以前よりしっくり受け止められるようになりました。

”O3(オゾン)”が対象物に反応しても、残るものは”O(酸素)”の原子や分子なのかな?とイメージできるからです。

  

 

環境にやさしい除菌方法があるのなら、だれもが周知していて世の中ですでに普及しているのでは?と思いますよね。

そう思って調べていると、私たちが毎日使うもので、暮らしになくてはならないものが

オゾン処理をされていました。

 

オゾンは、日本の上水道、下水道の処理に利用されているのです。

上水道・下水道の除菌にオゾンが選ばれている理由

私自身小学校の頃に、浄水場へ社会見学に行ったことがあるのですが、

その時に「オゾン処理」をしているという説明を聞いた記憶は・・・?という印象で、

社会見学を機に勉強をしたのかもしれないのですが、日本の水道水=塩素処理のイメージが強いです。(個人的な認識かも)

 

調べていくと、従来の塩素処理にプラスして「オゾン処理」「活性炭処理」を行う『高度浄水処理』が存在し、

関東や関西などの地域をはじめ『高度浄水処理』が導入されていることがわかりました。

高度浄水処理

 

『 高度浄水処理 』 河川水 → 沈殿 → オゾン処理 → 活性炭処理 → 塩素処理 → ろ過処理 → 給水

 

『 従来処理 』   河川水 → 沈殿 →               → 塩素処理 → ろ過処理 → 給水

 

オゾン処理が導入されている理由

①安定した水質

大腸菌、一般細菌はもちろん、不活性化が難しいノロウィルス等のウィルスにも有効であること。

 

②脱色・脱臭に有効

一般的に難しいとされている処理水の脱色・脱臭に対して高い効果が得られます。

 

③放流先生態系への影響がない

残留性がなく、放流先での水生生物等生態系への影響がありません。

水道水にはカビ臭の問題が生じていました。

『高度浄水処理』を知るきっかけになった兵庫県の尼崎市公営企業局の公式サイトには、

『高度浄水処理』の導入経緯として、

「植物性プランクトンが発生し、それが水道水のカビ臭の原因となっていました。」

「水道水の消毒に用いる塩素と河川水に含まれる有機物の一部が結合してできるトリハロメタンという物質に発ガン性があることが全国的な問題となってきました。」

と書かれており、『高度浄水処理』でその2つの問題を解決していることが紹介されていました。

 

平成5年からすでに導入がはじまっていたとのことなので、私たちは長い間『高度浄水処理』された水を

使用していることになります。ただ知らなかっただけなのですね・・・。

ミネラルウォーター類も製造過程でオゾン処理が導入されている

ペットボトルやウォーターサーバーの水を飲料水にしている方もオゾン処理は例外でなく、

じつは、これらのミネラルウォーター類の製造過程でオゾン処理が導入されています。

 

こちらは、世界中で取り組まれている安全基準『HACCP』に基づく衛生管理基準で、

日本でも厚生労働省の指導により導入がはじまっており、2021年以降完全義務化されます。

HACCPは、 安全で衛生的な食品を 製造するための管理方法のひとつで、 問題のある製品の出荷を未然に防ぐことが可能なシステム。とされています。

【参考文献】